大相撲初観戦!

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江馬 潤 先生の写真 江馬 潤 先生

大相撲初観戦!

皆さん、こんにちは!

最近は徐々に暑さも和らぎ、日が暮れるのも早く 秋の訪れを感じ始めた今日この頃です^ ^


さて、
皆さんは 日本の国技である

「大相撲」

を実際に見に行かれたことはありますでしょうか?


私は大昔にテレビで、
ウルフと呼ばれた千代の富士や、2mを超える外国人力士の登場、
若貴ブーム辺りまでは見入って応援してた記憶があります。


しかし、最近の大相撲は全然分からず、
たまたま見たNetflixの「サンクチュアリ(聖域)」という相撲のドラマにハマり、

「日本人ならば一度は国技館で生の取り組みを見てみたい!」

といった思いで、

東京両国国技館で行われた「大相撲九月場所(秋場所)」の観戦に行ってきました!




今回は、特に国技館に行ったことがない方々に向けて、
大相撲観戦の魅力と独特の雰囲気やルールなどをお伝えしたいと思います。


国技館は、東京都墨田区両国にある大相撲の本拠地です。
1985年に現在の建物が完成し、約11,000人を収容できる円形の競技場となっています。



外観は伝統的な日本建築を思わせる瓦屋根が特徴的で、
内部は近代的な設備と和の趣が見事に調和しています。




そして地下には
「日本一の規模を誇る工場」があります。


国技館に工場( ゚д゚)??
この話は後述で!


■国技館に到着

両国駅から徒歩でわずか数分、国技館の威容が目の前に現れました。

入場時には、有名力士の様々な大パネルが出迎えてくれ、
ここから別世界に足を踏み入れる高揚感を味わえます。

さらに場内には、相撲の歴史を感じさせる展示物や、
力士たちの化粧回しが飾られており、
休憩時間にはこれらを見て回るのも楽しみの一つです。

入るとすぐに「お茶屋さん」というブースが幾つも並んでいます。
この「お茶屋さん」はそれぞれ「〇〇家」といった屋号を持っています。

チケットを購入した屋号のお茶屋さんに行くと座席へ案内して貰えます。


では、
この歴史ある「お茶屋さん」とは どんな場所なんでしょうか?


■ お茶屋さんとは

大相撲観戦の楽しみの一つに、「お茶屋さん」の利用があります。
お茶屋さんは、国技館内で食事やドリンクを提供する専門店のことです。




単なる売店ではなく、
観客が試合に集中できる様に座席までオーダーを聞きにきて貰えます。

そして、
お茶屋さんは約40軒ほどあり、その多くは相撲部屋や個人の力士と関係を持っているそうです。


■座席について

座席は、土俵を囲むように配置されています。

最前列には俗に言う「砂かぶり席」と呼ばれる「タマリ席」があり、
大相撲の中継でもよく見られる、
土俵を割った力士が落ちてくることもある迫力のある席です。

しかし、この席には厳格なルールと作法があります。
タマリ席の特徴とマナーについては以下の通りです。

 1人が63cm×66cmの1枚の座布団に座って観戦。
 力士たちの迫力ある取組を間近で観戦でき、
土俵のすぐ横という特等席で力士たちの息遣いや表情まで見ることができます。
また、相撲の伝統的な作法を体験できることも、タマリ席ならではの魅力です^ ^
 土俵から力士が落ちてきてもケガなどの補償がないので、
心配な方にはこの席をお勧めしません。
 タマリ席はそのほとんどが後援会や相撲関係者席となっています。
なので、その残りが一般の人に割り当てられますが、
「タマリ席」は非常に人気なのでチケットがなかなか取れませんd( ̄  ̄)
 タマリ席は他の席と違い、飲食と携帯電話の使用、写真撮影が禁止されています! これは厳しい(>人<;)
 向正面の席はテレビにも映りますので、取り組み中に立ち上がるなどのマナーの悪さは目立ってしまいます。
 力士が近くで待機しており、身体に触れるなどの集中力を妨げるような行為は禁止されています。
 タマリ席に座る際は、土俵に最も近い通路から入り「四つん這い」で自分の席まで移動します。
(退席時も同様に、四つん這いで通路まで移動します)

いつかは「タマリ席」で観戦したいと思ってましたが、
なかなかのルールの厳しさに敷居の高さを感じました_| ̄|○


続いて後部には「マス席」がS、A〜Cまであります。
「マス席」は どの席からも土俵がよく見えるよう設計されており、
畳一枚分(約1.8m四方)のスペースに4人で座る形式の席です。

名前の通り、桝(ます)のような形をしていることから「マス席」と呼ばれています。


初めての方でも取組をしっかり楽しむことができる人気の席です!
ちなみに僕が観戦したのはマス席Aで、土俵から20mほど離れていますが、
取り組みも観客の沸き具合も一緒に見られるので大満足でした。

マス席A


余談ですが、
4人席と言いながらも、成人男性4人だと足が伸ばせず少し窮屈かと。
2-3人ですとリラックスの体勢で観戦できると思います。

もちろん座布団に正座して見る必要はなく、
足を崩してお弁当など食べながら楽しめます。

ちなみに、マス席は靴を脱ぐことが多いので、
脱ぎやすい靴で行くことをオススメします。
通路は狭く、靴を置くスペースも高さが無いので女性のブーツは厳しいかと思いました。

また、マス席の後ろや2階には椅子席があり、
当日券で入場される方などは気軽に見れる席かと思いました。


■入場時間について

通常、朝8時頃に開場します。
特に何時までに入場しなければならないといったルールも無く、
見たい取組に合わせて入場する感じです。

お昼頃までは序の口と呼ばれる、ザンバラ頭の若い力士たちが取り組みをして、
十両以上は午後2時頃に取組が始まります。

そして、テレビ中継でよく見る 幕内力士の取組は午後4時頃から始まります。
(終わりは午後6時頃)

僕は午後2時に入場して十両の土俵入りから観戦しました。

力士の方々の土俵を囲む姿は迫力があり、美しい化粧まわしを見るのも醍醐味です!





なお、大相撲は日にちによって開始時間が異なることもあり、
必ず事前に日本相撲協会のホームページの確認をオススメします。


■食事について

国技館内には幾つもの売店があり、
お弁当やスナック、飲み物(アルコール含む)が豊富です。


前述で、お茶屋さんが持ってきてくれると言いましたが、
これは予約が必要な場合もあるので、頻繁に注文しなければ売店でも十分です。

ちなみに名物弁当は「焼鳥」で、
実は国技館の地下には日本最大の焼鳥工場があるのです((;゚Д゚))))



これには驚きました。

まさか、国技館で作っていたとは!


また、お弁当は冷めてて、、ちょっと、
と言う方には地下食堂の「ちゃんこ」がオススメです!
(実際これが一番美味しい気がしました)

一杯500円で具材たっぷりの濃厚な「味噌味ちゃんこ」が楽しめるんです♪



比較的空いていて、すぐに入れるのも良かったです^ ^


最近の相撲事情に明るくないので 肝心な取り組みの詳細をお話しできませんが、
力士や会場の迫力を十二分に味わうには、

入場時間やお茶屋さん、売店など、

またマナーに関しても細かく知っておいた方が良いかと思います。


相撲観戦が初めての方にとっては、国技館やそのシステムについて、
最初は少し敷居が高く感じるかもしれません。

しかし、
一度足を運んでみると その独特の雰囲気と迫力に引き込まれること間違いなしです!


相撲ファンの方はもちろん、日本文化に興味のある方、
そして「なんとなく気になっていた」という方にも、
ぜひ一度国技館での相撲観戦をお勧めします(^○^)

海外の観光客も多く、日本人であることを誇りに思えたひと時でもありました!


今場所、優勝は「大の里」
身長192cm、体重182kgの体格は他の力士と比べても一回り大きく存在感が凄かったです。
優勝おめでとう御座います!!

江馬 潤 先生の写真

江馬 潤 医局長
えま じゅん

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内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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