ハリ減少、小じわに打ち勝つアンチエイジング美容

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江馬 潤 先生の写真 江馬 潤 先生

ハリ減少、小じわに打ち勝つアンチエイジング美容

皆さま、こんにちは!

皆さまの中でも若い時に比べて、
最近何だかお肌のハリ感が無くなり、
よくよく見ると
お顔の皮膚が下方にたるんで
四角い顔になってきたな、
とお感じの方も多いのでは無いでしょうか?

どの様な方でも、お肌のハリ感は
年齢とともに失われていきます。
ハリ感が一度失われれば、自然と
小ジワがあらゆる場所に寄っていきます。

当院にお越しの患者さまでも、
30歳半ばを境にハリ感の減少からくる
「小ジワ」 や「たるみ」を気にされて、
相談件数が増加してる印象を受けます。


今日は、多くの方が気になる
ハリ感の減少とそれによって生じるシワ
について、私の経験をもとに
お話ししていきたいと思います^ ^

まずは、ハリ感を維持する組織とは?
小ジワやたるみが生じない様に
皮膚の構造を維持するのに必要なものは、
コラーゲン繊維エラスチン繊維
しいてはヒアルロン酸と言われています。

コラーゲン繊維: 膠原繊維ともいい、
皮膚が弛まない様に構造を維持する組織です。
網目状に整然と並び、
建物に例えると柱や梁にあたります。

▽エラスチン繊維: 弾性繊維ともいい、
伸び縮みする組織でコラーゲンを束ねていて
建物に例えると梁を束ねる
免震構造にあたります。

▽ヒアルロン酸: 肌の弾力を司る物質であり、
コラーゲン線維やエラスチン線維の間を満たす物質です。
また、水分の保持能力に優れていて
肌の潤いにも大きく関わっています。





では、なぜハリ感が失われるのでしょうか?
これは、以下の様な要因が
複数絡み合って生じていると思われます。
▽紫外線
紫外線の中のUV-A
(波長が長くお肌の奥深くまで浸透するもの)は、
深く真皮層に到達して
綺麗に整然と網目状に並んでいる
コラーゲン繊維を切断したり、
弾力を司るエラスチン繊維を壊したりもします。

また、紫外線は体の中に活性酸素と言う
物質を生成させ、この活性酸素が
あらゆる組織にダメージを引き起こします。

もちろん、
加齢によりヒアルロン酸の産生量は減少します。
個人差はあるものの、
特に30代からコラーゲン構造が
徐々に壊れてしまう事が分かっています。
ただでさえ加齢によって
コラーゲン繊維や
エラスチン繊維が減少していくのに
紫外線によってダメージを受けると、
構造破壊や弾力喪失する結果につながります。

▽表情筋の衰え
表情筋を使わなくなることで、筋肉は
衰えていきます。
例えば
マスクの着用により表情を作ることなく、
口をあまり動かさずに会話する事で
ハリ感の低下につながってきます。

▽乾燥
ハリ感を維持するためには表皮深層に適切な
水分量が保持されていなければなりません。

季節による温湿度の変化により乾燥が進むと
深層の水分が失われてしまい
ハリ感や弾力がなくなっていきます。
また、乾燥は赤みや毛穴拡大の
原因にもなるので要注意です!

不規則な生活
睡眠不足やストレス、偏った食事などで
生活習慣が乱れると、
ターンオーバーが乱れる原因となります。
ターンオーバーが乱れるという事は、
新陳代謝が悪くなると言うことで、
古い角質が肌に蓄積してお肌がゴワゴワし、
表皮細胞が正常に並ばず
細胞間の水分は逃げていきます。

また、表皮を覆う皮脂バリアも崩壊するので、
さらに細胞間の水分は外界に蒸散し失われ、
重度の乾燥が生じハリ感、弾力の低下と共に
くすみや毛穴の拡大を引き起こします。


上記でご説明したように
加齢やその他の原因により、
ハリ感を維持する組織が減少することで
お顔の骨格は徐々に痩せていき、
輪郭がゴツゴツした感じになる方も
いらっしゃるかと思います。

なので我々は、ヒアルロン酸製剤を
ボリュームロスしている場所に注入し、
再び若々しい輪郭を取り戻す施術を行います。

ハリ感を取り戻すための施術とは?
まず初めに申し上げたいのは、
お肌に一定以上の温度で熱を加えることで
コラーゲン繊維が徐々に増えていく
と言うことです。

これを利用しコラーゲン繊維を増やす
当院の主な施術は
以下の様なラインナップがあります!
サーマクール
ハイフLTV
フラクセルレーザー
Qスイッチヤグレーザー
ヤグレーザーピーリング
フォトシルクプラス

そして、シロノに新たに導入した最新機種
ソフウェーブもその一つです!



また、お肌の少し深いところにある
線維芽細胞を活性化させ、
コラーゲン繊維やエラスチン繊維、
ヒアルロン酸などに分化させて
ハリ感を出していく方法もあります。
リジュラン(注入療法)
プロファイロ(注入療法)
スネコス(注入療法)
マッサージピール(塗布)
レチノイン酸(塗布)
ヒーライト(可視光照射)


これだけ列挙すると、
効果的な施術や治療が結構ありますね!

これらの施術や治療を患者さま
お一人ひとりのお肌の状況に合わせて、
またダウンタイムなどのデメリットも
正直にお話しした上で、
お勧めさせていただいております^ ^

また、点滴もとても重要です。
・コラーゲン増生のための成長因子を豊富に含む
歯髄上清液
・コラーゲン繊維などの細胞活性・分裂を
アシストするためのエネルギーを生産する「NMN
・コラーゲン繊維もタンパク質からなるため、
タンパク質合成に欠かせないビタミンCを
大量に含む「メガビタ点滴

これらの点滴を施術と同時に受けることで、
施術の効果を高めることが可能です。



せっかく時間とお金をかける施術であれば、
更なる効果を目指して、
これらの点滴を一緒にお勧めいたします。

そして最後に、お肌のハリ感を取り戻すには、
日々の継続的なケアが何より大切です。

すぐに劇的な変化は期待できない
かもしれませんが、
少しずつ施術を積み重ねることで
変化は徐々に現れるはずです。

継続は力なり」ですね^ ^

焦らず、無理なく、
そして楽しみながら
スキンケアを続けていきましょう!



私たちも、
常に患者さまのお悩みに寄り添いながら、
より良い治療方法をご提案差し上げられる様
日々精進して参る所存でございます。

江馬 潤 先生の写真

江馬 潤 医局長
えま じゅん

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内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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