DR.江馬の美容習慣
本日は美容皮膚科医の私が特別な美容アイテムを使わず、日々の生活で心掛けていることについてお話ししたいと思います。
まずはじめに、
「紫外線を浴びない・スキンケアを徹底すること」
皮膚科医の父の影響もあり、紫外線には物心ついた時から気をつけて生活をしてきました。
紫外線はお肌の大敵であり紫外線を大量に浴びることで活性酸素が過剰になり、しみ、しわ、たるみ、肌以外では白内障など多くの悪影響を引き起こす原因となります。
以前、医師以外の別の仕事をしていた時は、紫外線を避けて日中に寝て夜起きるという完全なる夜型の生活をしていました。いまは仕事の都合でそのような生活はできないので、日焼け止めをしっかりと塗って外出し、基本的にドアtoドアの生活をし紫外線を浴びないようにしています。
スキンケアにおいても父の影響から小学生の頃から化粧水、乳液を使用し、スキンケアを行い保湿することを常に心がけ、自宅では加湿器は欠かさず使用していました。お風呂上りも吸水性の高いタオルを使い、絶対に肌をこすらないようにと意識させられていた結果、長年の習慣の甲斐あって、しみやしわは同年代と比して少ない方だと思います。
次に「食事」です。
年齢的にも代謝がかなり落ちてきているので、何も考えずに食べてしまうと基礎代謝以上のカロリーを摂取してしまいます。
そのため、たんぱく質や野菜を多く含む食べ物を意識的に摂り、マルチビタミンを内服、お肉などの脂身は決して食べず、野菜は少なくとも日に1食以上は摂る、白米やパスタは最低量にとどめるように心がけています。
そして最後は「ストレスを溜めない生活」です。
これが特に重要なんです!!
ストレスが溜まっていてもそのこと自体に気づいていない方も多いように思います。私も過去にストレスにより寝れない、やる気が出ない、アレルギーによる発疹がでるなどを経験したことがあります。
「ストレスは万病のもと」とはよく言いますが、これは紛れもない事実です。
ストレスを受けるとストレスホルモンといわれるコルチゾールが分泌されて、不眠、抑うつ、血圧・血糖・コルステロールの上昇、動脈硬化、糖尿病、体重増加、免疫力の低下など深刻な疾患にすら繋がります。
ですので、私的にはストレスはできるだけ溜めず、ストレスの原因の本質を探り早めに解決することを心がけているつもりです。考えれば、意外とストレスの原因は他者でなく自分にあることがわかり、30代から始めたアンガーマネージメントで感情を落ち着かせてコントロールできる様にもなりました。
高等生物である「人間」はその複雑さから溜まったストレスを他者に伝播させてしまう生物です。
少しでもストレスをコントロールして自己解決できる様に皆がなっていけば、万人が幸せになれるようになるのではないでしょうか?
仏教にも「自利利他」という言葉があります。「他人の利益のために努力すれば、それはいずれ自分にも返ってくる。だから利他を積極的にしましょう」という意味です。
ちょっと話がズレましたが、ストレスフルな現代社会で自分の身体は自分で守るしかありません!
今回は、物理的に可能な美肌予防と万病の元になるストレスを溜めない気持ちのお話しでした^ ^
内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。