明けましておめでとうございます!

 最終更新日:
 公開日:

江馬 潤 先生の写真 江馬 潤 先生

明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます!

2025年の新しい年を迎え、
皆様はどのような美容の目標を
立ててらっしゃいますでしょうか?

新年は、多くの方が
「今年こそ本格的にエイジングケアを始めたい」
「若々しい印象作りに取り組みたい」
とお考えになる時期ですよね^ ^

特に、
表情の印象を大きく左右する口元のケアは、
若々しさを保つための
重要なポイントとなるかと。

今回は、気になる口元のたるみ
通称「口横のポニョ」について、
その原因から効果的な治療法までを
ご説明していきたく思います!


■口元のたるみの解剖学的構造について
ジョールファット」とは

口元のたるみの主な原因となる
「ポニョ」と呼ばれる部分には、
「ジョールファット」と呼ばれる脂肪層が存在します。
この脂肪層は以下のような特徴を持っています。

口角から頬にかけて広がる脂肪組織で、
「ポニョ」や「マリオネットライン」
の原因になります。
② 若い時期は適度なボリュームを与え、
フレッシュな印象を作る要素でもあります。
③ 加齢とともに重力によって下垂し、
たるみの原因となり「ポニョ」や
「マリオネットライン」を形成します。

この様な特徴により、
「ジョールファット」は、顔の表情筋や
皮膚の支持組織と密接に関連しており、
加齢により組織を引き上げる支持力低下と共に
下方へ移動することで、
特徴的な口元のたるみ(口横のポニョ)
が徐々に出来上がります。


■皮膚の構造とたるみの仕組み



肌の構造維持を司る
コラーゲン」は、
皮膚の真皮層に存在するタンパク質
皮膚の約70%を占める重要な成分です。

その特徴的な構造は、
3本のペプチドの鎖
(タンパク質の元で作られた鎖の様なもの)
が螺旋状に絡み合った
トリプルヘリックス」という構造を持ち、
この構造により皮膚に強度を与えています。

加齢とともにコラーゲンの産生量は減少し、
既存のコラーゲン繊維も劣化していきます。
これにより、皮膚の支持力が低下し、
「ジョールファット」の下垂を
助長してしまうのです。

また、弾性繊維の一つである
エラスチン」は、
その名の通り
皮膚の弾力性を担う重要なタンパク質です。
ゴムの様な伸縮性を持ち皮膚が引っ張られても
元の形状に戻る性質を与えています。

これも、加齢や紫外線により
エラスチンの劣化が進むと
皮膚の復元力が低下し、たるみやシワの
原因となってしまうのです(;ω;)

そして、
ヒアルロン酸」は、
水分を保持する能力が非常に高い物質です。
その1分子で自身の1000倍もの
水分を抱え込むことができ、
皮膚のハリや
潤いを保つ重要な役割を果たしています。

これもまた、
年齢とともにヒアルロン酸の産生量が減少し
皮膚の水分保持力が低下します。

これにより皮膚の弾力性が失われ、
たるみの一因となってしまいます。


■口元のたるみに対する治療法について
まず初めに、
脂肪吸引による「ジョールファット」除去
という効果的な方法があります。

しかしこれは脂肪の取りすぎに注意が必要です。
稀に頬がコケたり、
余計なシワが出来てしまうこともあるそうです。

流石にオペはハードルが高いと思われる方には、
当院でも可能な施術をご紹介致します。


サーマクールウルセラ(ハイフ)
で熱を加えて
引き締めやリフトアップを図ることで
「ポニョ」を軽減させる。

少し深い真皮層にあるコラーゲンに熱を加えると
引き締めと共にハリ感が出てきて、
効果も約半年続きます。
また、
定期的に熱を込めることで
コラーゲンが修復され、
重力で下がりにくい
しっかりとした皮膚構造を取り戻します。

脂肪溶解注射によって局所的に
「ポニョ」の脂肪を減少させる方法もあります。
少しずつ溶かすので回数をかけて行います。

ヒアルロン酸注入は、
失われた皮膚のボリュームを補充する
即効性の高い治療法です。
注入部位や製剤の硬さ、量を適切に調整することで、
「ポニョ」を持ち上げて軽減したり、
口元で最も嫌われる
「マリオネットライン」を補正したりと、
自然な若々しさを取り戻すことができます。

④しっかりとダウンタイムがとれるのであれば、
糸リフトによる引き上げや
ショートスレッドによる引き締めを行うのも
良いかと思います。

挿入した糸の周囲にはコラーゲンが新生されて
丈夫な皮膚を作りハリ感が望めます。

口元のたるみは、
ジョールファットの下垂とコラーゲンなどの
真皮組織の変化が複合的に関係して
「ポニョ」を形成しています。

効果的な改善には、
これらの解剖学的特徴を踏まえた上で
適切な治療法を選択することが重要です。

また、それぞれの治療法には特徴があり、
場合によっては組み合わせることで、
より効果的な改善が期待できます。


そこでオススメしたいのは、
今年新たに導入されたマシン
ソフウェーブ」です!



サーマクールの様に熱を加える治療器ですが、
ウルセラ(ハイフ)と組み合わせると
リフトアップだけでなく、
小皺やたるみの改善を行いながら
肌質向上も期待できる頼もしいマシンです^ ^

次回はこの新しい機器
「ソフウェーブ」について、
もっと詳しく触れていきたく思いますd( ̄  ̄)


2025年も、
最新の医療技術と確かな技術力で、
皆様の「理想の自分」をサポートして参ります。

年齢を重ねても自信を持って笑顔になれる、
そんな素敵な毎日のお手伝いができることを
スタッフ一同、心より楽しみにしております。

この一年が、皆様にとって
美しく輝かしいものとなりますように!
本年も 何卒よろしくお願い申し上げます。

江馬 潤 先生の写真

江馬 潤 医局長
えま じゅん

詳しくみる

内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

Recommend この記事を読んだあなたに
おすすめ!