たるみ治療の王道「サーマクール」

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江馬 潤 先生の写真 江馬 潤 先生

たるみ治療の王道「サーマクール」

皆さん、こんにちは!


今回も前回のHIFU(ウルセラ)に続き、
反響を呼んでいるYouTuberの「菜々江ママ」さんとの
コラボ動画に出てくる

「たるみ治療」「サーマクール」について

その作用や適応、ダウンタイム、注意事項などについてお話ししたく思います^ ^



まだ菜々江ママのYouTubeをご覧になられていない方は、コチラからご覧ください!
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菜々江ママ「わたし、銀座のママ」
【目指せ小顔】菜々江ママが抱えるお肌の悩みをスッキリ解決してもらいました




前回、お話しした
HIFUの王様である「ウルセラ」リフトアップを行う施術でしたが、

今回の「サーマクール」
引き締め(小顔効果)やお肌のハリ感などが期待できる施術となります。


ウルセラとサーマクールでは作用する層が違うため、
シロノクリニックではウルセラとサーマクールを併せて行う
「シロノ式ウルトラWリフト」たるみ治療の最高峰として
患者さまにご支持いただいています!



では、
「サーマクール」とは どのような治療なのでしょうか?



サーマクールとは、
高周波であるラジオ波(RF波)を用いて熱を込めていく治療法になります。

そして、その作用は大きく分けて2つです。

■コラーゲン繊維の収縮による即時的な引き締め効果と輪郭改善
RFエネルギーの熱により60-65℃程度まで真皮にあるコラーゲン層を加熱し
収縮させることで、コラーゲン線維に即時的な引き締め効果が生じます。




また、
皮下脂肪にある線維性隔壁(脂肪間に存在するタンパク質でできた聳(そそ)り立つ壁)も
RFエネルギーの熱により収縮して
即時的な輪郭改善効果が期待できます。


■ 創傷治癒過程で生じるコラーゲンの再構築(リモデリング)
RF波の熱により収縮したコラーゲン線維が修復される過程で
新しいコラーゲンが増生されます。
この事によりハリ感が出て小皺の改善や毛穴縮小にも繋がります。



これらの効果はウルセラと同じように約半年ほど続きます。



なので、サーマクールもウルセラと同じように
効果が落ち始める前の4-6ヶ月毎に繰り返し継続して行うことで
コラーゲンを増生させて強い皮膚を作り、
将来的にお肌が弛まないように補強することが大切になってきます。



それでは、どのような方がサーマクールを受けられないのでしょうか?

これは前回のウルセラとも被る内容が多いのですが、
以下の方は適応外となります。

1.妊娠中・授乳中の方
2.ペースメーカーや埋込式の除細動器をお使いの方
3.施術部位に金属が入っている方
4.施術部位に活動性の炎症がある方
5. 創傷治癒に影響を与えるほどの基礎疾患(膠原病による血管炎、糖尿病による血行障害)がある方




続いては、
サーマクールによる痛みやダウンタイムはどうでしょうか?

前回のウルセラも多少のチクチク感や鈍痛などが起こり得る施術でしたが、
サーマクールも正直に言うと少なからず痛みの出る場所があります。


これは照射時に込める熱量によっても痛みの差が出てきますが、
全く熱を感じず痛みもない施術ですと効果が出にくくなってしまいますので、
前回も書いた様に
ある程度の熱感やそれに伴う多少の痛みはあるかと思います。


そこで大切なことは以下の3つです!
痛みへの対応として、

① 麻酔クリームを使用します
② 施術中に我慢できないほどの痛みを感じたら担当医に相談して下さい
③ その際に温度設定の調整を依頼できることを知っておくと良いでしょう

高い熱量を込めればその分良い効果が得られる訳ではありません。
あまりにも高い熱を込め過ぎると火傷に繋がることもあるからです!


また、基本的にサーマクールは非侵襲的で、
ダウンタイムが少ない施術
になります。

もちろん そこそこの高い温度で熱を加えていますので、
数時間ほど赤みが出たり多少の腫れが生じる場合があります。

しかしながら、
これらのダウンタイムは早々に治りますのでご安心ください^ ^



そして最後に施術前後の注意事項についてお話しいたします。
以下に記載する注意事項は、
サーマクールのみならず、
多岐に及ぶ美容の施術機器に共通する内容となります!



施術前(カウンセリング)の注意事項

◇ 医療機関の選択は重要です!
美容にかかわらず医療機関の選択は大切であり、
出来るだけ正確な情報を多く集めて その真偽を医師に確認してください。
その中で、
正規のサーマクール認定機器を使用している医療機関を選ぶと良いでしょう^ ^

また、施術者の経験(認定医であるかなど)と実績も重要になってきます。
そして、
十分に分かりやすいカウンセリングを提供してくれる医療機関を選ぶことも大切になってきます。


今はネットで施術に関した情報も簡単に調べられます。
しかし間違った情報が個人間で拡散されていることも多く、
正しい情報を抽出する事が必要になってきます。

なので、誤情報を避けるためにも
質問や疑問を医師に投げかけることを忘れない様にしましょう!



施術後の注意事項
◇施術後のスキンケアを考えましょう!
施術直後は軽く炎症を起こさせているので、
刺激の強い化粧品は避けた方が良いでしょう。

◇ しっかりと保湿をしましょう!
レーザー治療や高周波を用いた施術では、
お肌表面の皮脂膜を落としてしまい細胞間の水分が逃げがちなので、
十分な保湿を心がけて下さい。

◇日焼けに気をつけましょう!
施術後は照射部位に軽い炎症を起こさせていますので、
紫外線による日焼けで炎症を悪化させてしまうことも。
必ずお肌に合った日焼け止めを こまめに使用してください。

◇施術当日、刺激となることは控えましょう!
施術当日の激しい運動やアルコール、
お風呂(シャワーは可)、熱いお湯での洗顔を避けて下さい。

施術で熱を加えて炎症を起こさせていますので、
過度に血行動態が良くなると赤みが消退しにくくなってしまいます。

◇経過に違和感を感じたら医師へ相談
経過で赤みや腫れが続き違和感を感じたら施術した医療機関に相談して下さい。

この様な場合は、施術後の時系列とともに生じた症状を写真やメモで残しておき、
医師に提示した方が解決もしやすくなります。



2回にわたって「たるみ治療」の王道であるウルセラとサーマクールをご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか?


どんな治療にも言える事ですが、
適切な医療機関を選び、
正しい知識を持って施術を受けることで
安全で効果的な治療となり得ます。

事前の十分な情報収集と、
医療機関との綿密なコミュニケーションが重要なのです。


また、施術後も継続的に適切なスキンケアを行う事で
より良い結果を得ることができるでしょう。


これを機に「たるみ」が気になった方は、
一度カウンセリングにいらしてはいかがでしょうか^ ^



菜々江ママのYouTube・コラボキャンペーンの内容はこちらからもご覧いただけます!
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江馬 潤 先生の写真

江馬 潤 医局長
えま じゅん

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内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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