正しい知識で最適なケアを

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江馬 潤 先生の写真 江馬 潤 先生

正しい知識で最適なケアを

皆さん、こんにちは!

日常生活で薬局やドラッグストアに行くと、
「医薬品」と「医薬部外品」
という表示を目にすることがあるかと思います。

皆さんは、この二つの違いを
正しく理解していますでしょうか?

今回は、
これらの違いについて詳しく解説します^ ^

-医薬品とは?

厚生労働省によると、
医薬品は「人又は動物の疾病の診断、
治療又は予防に使用されることが目的
とされている物」と定義されています。

厚生労働省が有効性と安全性を
厳格に審査し、
承認したもののみが医薬品として販売できます。

そこで、
医薬品の特徴は以下の様な事が挙げられます。

効果・効能について
– 明確な治療効果が認められている
– 症状の改善や病気の治癒を目的とする
– 科学的根拠に基づいた効果が証明されている

安全性について
– 厚生労働省の承認を受けた成分を配合している
– 厳しい品質管理基準をクリアしている
– 副作用についても詳細に検証されている
– 医師や薬剤師の指導が必要な場合がある

簡単に言えば、
医薬品とは
病気やケガを治すための、
国がきちんと効果と安全性を確認した薬

ということですね d( ̄  ̄)

次に、医薬部外品とは?
厚生労働省の定義によれば、
医薬部外品は
人体に対する作用が緩和なものであって
機械器具等でないもののうち、
厚生労働大臣の指定するもの

とされています。

医薬品と化粧品の中間に位置する製品で、
厚生労働省が認めた
効能・効果に一定の範囲がある製品です。


医薬部外品の特徴を挙げてみると
次の様になります。

効果・効能について
– 厚生労働省が認めた範囲内での
 効能・効果を表示
– 予防や衛生を目的とする
– 医薬品よりも穏やかな効果である
– 「薬用」と表示される事が多い

安全性について
– 医薬品ほど厳格ではないが、
 一定の安全基準をクリアしている
– 副作用のリスクは比較的低い
– 日常的に使用できる安全性

簡単に言えば、
医薬部外品とは
病気の予防や清潔を保つために作られた、
薬よりも優しい効果の製品

ということです ヽ(*´∀`)



では、選び方のポイントはどの様なところに
気をつければ良いのでしょうか?

症状がある場合
現在症状がある場合は、
医薬品を選ぶのが適切です。
治療効果が期待でき、
症状の改善につながります。

予防目的の場合
症状の予防や日常的なケアが目的なら、
医薬部外品が適しています。

継続的な使用に向いており、
副作用のリスクも低めです。

迷った時の判断基準
– 今すぐ症状を改善したい→ 医薬品
– 将来的な予防がしたい→ 医薬部外品
– 専門的なアドバイスが欲しい→ 薬剤師に相談

最後に注意すべきポイントとして、
以下の様な事が挙げられます。

医薬品使用時の注意点
– 用法・用量を必ず守る
– 副作用に注意する
– 他の薬との飲み合わせを確認する
– 症状が改善しない場合は医師に相談

医薬部外品使用時の注意点
– 即効性は期待しすぎない
– 継続使用して予防効果を見込む
– 症状が悪化した場合は使用を中止

この様に、
医薬品と医薬部外品の違いを
理解することで
自分の目的に合った商品選びが
できるようになります(*´∇`*)

医薬品は治療効果が高く、
現在ある症状の改善に適しています。


一方、医薬部外品は
予防や日常ケアに向いており、
継続的な使用に適しています。


医薬品と医薬部外品、
どちらを選ぶか迷った場合は、
薬局の薬剤師さんに相談してみてくださいね。

ちなみに…
前回のブログでご紹介した
ヘアグロースローション」は
医薬部外品に分類される製品です。



日々のケアとして、
治療を行いながらホームケアとして、
また、副作用が心配な方、
マイルドな製品を求めている方へ、
様々な方にお使いいただける
おすすめのヘアケアです!

正しい知識を持って、
自分に最適な商品を選びましょう!

江馬 潤 先生の写真

江馬 潤 医局長
えま じゅん

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内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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